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89mm(弊社実測値)/約17g(弊社実測値) #2 スミス50周年記念商品として発売 プランキングバサースプークPL バサーは1922年から1971年にかけて生産されたヘドンの代表的なプラグの一つです。そのファミリーの中で少し小ぶりなプランキングバサー(1934年〜)は日本のフィールドにベストマッチ! 表層でダイブさせるとヨタヨタともがき、リトリーブでは不安定に泳ぎながらバイトを誘います。 バサー・ファミリーの弟分、プランキングバサー 長い歴史の中で数々の名作を生んできたヘドン。今では現行商品に世代交代してしまったが、その糧を作り上げてきたプラグとして「ザラゴッサ」、「バサー」、「バンプ」は別格の存在でした。 だからこそスミスでは、ウッドクラシックシリーズとしてそれらのプラグを復刻販売したこともあるわけです。 しかし、日本のフィールドではオリジナルサイズよりも一回り小さなサイズのプラグが効果的だと私達は感じています。そうした考えの下に、スミスではザラゴッサJr.というプラグを発売しているわけなのです。 バサーに関しても然りで、日本のフィールドには一回り小さなサイズが有効だろうと考えていました。その候補となるバサーのサイズダウンモデルというのは実は2種類あります。 ウッド製の「プランキングバサー(No.8400)」と、プラスチック製の「バサースプークJr.(No.9840)」でした。 (1935年のヘドンカタログより。イラストが入っていないが、バサー(No.8500)の2フック版としてプランキングバサー(No.8400)が掲載されている) (プラスチックモデルのバサースプーク(No.9850)及びバサースプークJr.(No.9840)) バサースプークJr.は、おそらくプランキングバサーをプラスチック化したものだったと思われます。ですがバサースプークJr.はプランキングバサーにしてはテールにかけて細い形状となってしまっていました。 どうせならばプランキングバサーのシルエットをきっちり再現させた上で、プラスチックモデルでリバイバルさせたい。 そう考え、4年前からヘドンに対して再販要望を再三挙げていたというわけです。 玉越和夫 現在のPRADCO社のスタッフには、往年のヘドンで腕を振るった職人はもういません。世代が変わってしまっています。そのため、往年のヘドンカラーを再現することさえもたやすいことではなく、事細かにスミス側から指示を出さなければ試作もままならないというのが正直なところです。我々の指示内容が細かすぎたのか?サンプル試作は4度に及びました。試行錯誤の末に仕上がった反射板入りの10色を、スミス50周年記念商品として発売します。ヘドンプラグの進化の過程の一端を担ったバサーのダウンサイジングバージョン「プランキングバサー」。日本のフィールドにジャストマッチするプラグだと確信しています。 玉越和夫 特徴 ヘドンがバサーを発売していた当時、カタログ上で提唱していた使用方法が”PLUNKING”です。バサーもしくはラッキー13を用いてこの方法を行うことを提唱しています。 浮いた状態から素早いショートジャークを加えることでプラグが頭部から水面下に潜り、再び水面へと浮上する。この一連の誘いをPLUNKINGとして紹介しています。 高い浮力を活かしたキックバック・アクションで移動距離を抑えながらピンスポットで演出をかける方法と捉えて良いでしょう。プランキングバサーは上顎が出ていない分、ラッキー13と比較するとポッピング・サウンドは控え目となりますので使い分けてみて下さい。 またバサーシリーズは"Erratic Action"と当時のカタログ上に記されています。不規則で不安定な動きということになります。ボディー自体は高い浮力を有していますが、引くと前方に長く突き出た下顎によって水面下に潜ろうとする動きをします。潜りたいけど潜れない、そのバランスを保持したままで引き続けるとヨタヨタとした泳ぎを見せます。ダータータイプのプラグ特有のこの動きは一見頼りない泳ぎに見えますが、大型のバスに効果的です。 スミスホームページ